家族葬はどんな流れで進行する?準備からご葬儀後の手続きまで

ご葬儀の準備・事前相談

ご葬儀の準備は通常その方が亡くなってから開始しますが、もし長くないということが解っているならば、事前に葬儀社に相談することはタブーではありません。特にご葬儀が初めての場合、業者に前もって確認出来る時間があることが望ましいでしょう。

とはいえ人が亡くなるのは突然のことが多いので、もちろん葬儀社は急なご葬儀にも対応をしてくれます。しかし焦りを感じた状態では、このようなご葬儀にすれば良かったと後日後悔しがち。そうならないように、普段から家族の皆がどういうご葬儀を望むかを話し合っておくことをお勧めします。ご参考までに、家族葬の場合の段取りを以下にご説明します。


ご逝去・お迎え・ご安置

家族葬の流れですが、家族のどなたかが逝去されたら、まず葬儀社が遺体のお迎えに来ます。昨今は病院で亡くなる場合が多いので、病院の霊安室などにお迎えに来るパターンがほとんど。その後遺体を自宅に安置するか、もしくはお通夜と告別式を行う会場に安置をします。自宅の場合は遺体が傷まないよう冷やすケアが行われますが、会場に安置する場合も業者が管理してくれますので、家族は帰宅することが可能です。


お打ち合わせ

それから葬儀社とご葬儀について打ち合わせを行いますが、家族葬を希望する場合は早めに伝えましょう。それから告別式の会場が未決定なら決める必要がありますが、家族葬の場合は自宅ではなく会場を借りた方が、近所に知られることなくご葬儀を行うことができます。ちなみに平成の初め頃には自宅でお通夜と告別式を行う家庭が40%以上あったのですが、最近は会場で行う人が増え、自宅で行う人は10%強だそう。

打ち合わせでは遺影をどれにするか、棺の種類、祭壇のしつらえと供花などを決定していきます。
あまり検討している余裕がないようなら、業者が用意している家族葬パックを利用すると良いでしょう。

それから家族葬において大切なのが、誰をお呼びするかというリスト作りです。慌てて作ると漏れが発生しがちなので、普段から家族葬の参列者リストをおおまかにでも作っておくと良いですね。家族の意見が割れた時のため、どこまでお呼びするかという基準だけでも決めておくことをお勧めします。


納棺・お通夜

その後納棺となりますが、仏教のご葬儀の場合遺体の枕もとで枕経をあげて頂き、それから納棺となります。お墓が特定のお寺にある人はご住職をお呼びする手配が必要なので、これはご葬儀打ち合わせの時点で済ませておきます。納棺の際、棺の中には故人さまの愛用物や思い出の品を入れることができますが、火葬に際して棺に入れることができない物品もあります。不確かな物がある場合は、葬儀社に相談してみましょう。

納棺のあとはお通夜となり、自宅で行う場合は葬儀社が来宅して準備を整えます。会場で行う場合は、自宅まで棺を葬儀社がお迎えに来てくれます。家族葬でのお通夜は親族のみの参列なので、故人さまと過ごす時間をゆっくり取ることができ、お出迎え後そのままお話しするゆとりがあるのがメリット。ただし進行を滞らせないよう、タイムスケジュールを葬儀社に確認しましょう。

お通夜に来て頂いた人に差し上げる通夜振る舞いですが、葬儀社に依頼しておけば手間がかかりません。また、会場が自宅や親族のお宅から遠い場合、宿泊施設を備えた会場もありますので、可能かどうか葬儀社に問い合わせておきましょう。


告別式

お通夜の翌日は告別式を行いますが、会場のセッティングを葬儀社が行ってくれるのは、家族葬も変わりありません。読経と参列者のお焼香が済んだら、火葬場への遺体の搬出となります。故人さまとのお別れが済んだら、火葬の間に控室で軽食や精進落としを頂くことも多いので、ご住職をお呼びしている場合は喪主さまやご家族が案内すると良いでしょう。火葬が済んだら収骨を行いますが、これも葬儀社が取り仕切ってくれます。


ご葬儀後のお手続き

ご葬儀が終わった後ですが、昨今初七日法要はご葬儀と同時に行うことも多いので、事前に確認しておきましょう。四十九日法要は、ご葬儀後に葬儀社と打合せをしておくと、親族への連絡も早めにできます。

ところでご葬儀に参列して頂かなかった人への通知ですが、近しい人ならば早めに電話やお手紙で、あとは四十九日や年末の喪中欠礼のご挨拶でお知らせしましょう。その際家族のみの内輪で行ったことを書き添えれば、理解も得やすいはず。

このように家族葬も一般のご葬儀とほとんど変わりなく行えます。シンプルなご葬儀を望むなら、家族葬を選択してみませんか?