清めの塩は、家に帰ったらすぐに使うのが一般的な使い方です。
清めの塩の使い方には手順や細かい決まりがありますので、せっかく使うのであればきちんと正しい手順を踏むようにしましょう。
穢れが残ったまま玄関に入ると、家に穢れ、邪気が流れ込んでしまいます。
それを阻止するためにも、清めの塩は玄関に入る前に使うようにしましょう。
マンションや集合住宅の場合でも、共有部分が汚れるからといって玄関に入ってから使わないようにしてください。
気になる場合はマンションの共有部分に入る前に清めの塩を使うことをおすすめします。
葬儀後会社や別の場所に行き、すぐに自宅に帰らないという場合は、葬儀会場を出たあとすぐに清めの塩を使うこともできます。
清めの塩を体に振りかけていきます。
一般的には胸、背中、足元の順番で振りかけるのが正しい使い方とされています。この順番は血の流れる順番と同じであり、邪気が血の巡りとともに体に流れ込まないようにという意味が込められています。
足元にかけるだけという説もありますが、上記のように順番に振りかけるのが正しい使い方です。
家族がいる場合は、背中など振りかけにくい部分は家族に振りかけてもらうようにしましょう。
ひとり暮らしの人や帰りが遅くなり家族に協力してもらえない場合は、自分で背中などにかけなければなりません。
清めの塩を振りかけたら、洋服に残った塩を手で払います。こうすることで体から邪気を払うことができます。
塩が体に残ったままだと、邪気を家に持ち込んでしまうので注意しましょう。
玄関に入る前に、体に振りかけて手で払った塩を踏みます。
こうすることで完全に邪気を断ち切ることができるといわれています。