ではなぜ終活を早めに始めた方がいいのでしょうか。その理由は大きくわけて3つあります。
終活で行うことは人それぞれですが、「情報を整理したい」「お墓や葬儀の相談をしたい」「身辺整理をしたい」など、意外とやりたいことはたくさんあります。
どれも一朝一夕にできることではありませんので、早めに始めたほうが十分な時間をかけてじっくり取り組むことができるのです。
高齢になるとどうしても体力が落ちてしまい、体が思うように動かなくなります。
エンディングノートをしたためるだけなら高齢になってもさほど苦になりませんが、自宅の荷物を片付けるなどの身辺整理は思った以上に重労働。体力があるうちにやっておかないと後に苦労することになります。
業者の手を借りるという方法もありますが、費用がかさんでしまうので体が動くうちに少しずつ荷物を片付けておいたほうが倹約できます。
定年退職後、セカンドライフを楽しもうと考えている人は多いですが、いざ退職すると自分が何をしたいのかわからないという人は実は少なくありません。在職中は仕事で忙しく、自分を見つめ直す時間がなかなか取れないからです。
終活は残された家族の負担を減らすという目的のほかに、自分の人生を見つめ直すという側面も持ちます。
その結果、これから自分がやりたいことが見つかれば、充実したセカンドライフを送ることができるのです。